『あしたのジョー』を買いに行くも、なぜか少女漫画を買う男 ―2022年1月19日の日記―

今日はブックオフへ行った。理由としては『あしたのジョー』が欲しかったからである。とある動画で好きな出演者が『あしたのジョー』について語っていたので何となく読んでみたくなったのだ。

結構古いマンガだけど有名作だしブックオフにあるかなぁと思い文庫棚の部分も探してみたが、全く見当たらない。2件ほどブックオフを回ったが『あしたのジョー』は買えずじまいだった。

しかし、そこで思わぬ発見をする。文庫棚のところに比較的お安い値段でセット売りされている漫画がいくつかがあったわけである。寒い中自転車をこいできて手ぶらで帰るのもなんだしその漫画をいくつか買うことにした。買った作品は『海よりも深く』と『未来のうてな』、『ONE 愛になりたい』の3作品。

3作品とも少女漫画である。『あしたのジョー』という男臭いマンガを買いに行ったのに少女漫画を買うというまったく逆の成果だが、それはそれで収穫なんじゃないかと思う。というのも『海よりも深く』をちょっとだけ読んだところ結構面白かったからだ。

『海よりも深く』の内容は結構ぶっ飛んでいる。冒頭で主人公は友人に促されるまま占いに行き、そこでいろいろ予言をされることになる。そしてその予言が何個も的中していくのだが、その中で予言され実際に起こった出来事として1つ変なのがある。

その予言とは「新しい家族が2人増える」というものだ。普通少女漫画でそういう予言あったら、恋人役のイケメンとその家族かなぁと予想できるがこのマンガではそんなことはしない。ついてくるのはイケメン家族ではなくおばあさんが2人というなんとも意外な人選なのだ。

しかもそのおばあさんたちが主人公の恋愛のサポートをしていくというわけでもない。家事も全くできないし今のところ謎の存在。現状だと1人だけでも十分だったのではないだろうかと思う。今後何かしら活躍していくとは思うが、どちらにしろ斬新な設定だと思う。

そしてなんだかんだでイケメンは出てくるのだが、変な要素が多くて色々とツッコミどころが多い話だと思う。ただそれでも面白いのが凄い。主人公に不幸なことが起こったりするけどそんなに重くなくスラスラと読める。やはり文庫化されている作品ということで重厚な面白さがある(重厚という形容詞が適切かはわからないけど)。

ちなみに『あしたのジョー』は通販で頼むことにした。ブックオフにないのであれば仕方がない。ただたまにブックオフ行くとこういう全然知らない漫画を手に入れることができるので面白いと思う。

少女漫画はそんなに読んでないので今後も開拓していきたい気持ちはある。まあ、まだ『海よりも深く』すら読んでないので今回買った3作品を読み終わってからだが。『海よりも深く』に関しては結構スラスラ読める感じだと思うので読んだら感想でも書いてみようかと思う。