シャニマス緋田美琴【MADE】の感想(2023年1月2日の日記)

最近実装されたばかりのMADEを読んだ。

いつものことではあるんだけど商業コンテンツとは思えないくらい味わい深いというか、色んな文脈が読み取れるコミュだなーと感じた。

内容としては美琴と千雪が話すコミュと美琴が恋鐘に料理を振舞われるという何気ない内容なんだけど随所に意味深なセリフが流れている。

具体的にいうと1つ目のコミュ最後の千雪の「同じ事務所にいるんだもん普通じゃないかな」というセリフ。このセリフは直前に美琴が言ったセリフにかぶせる形で言ってるんだけど、色んな意味に解釈できる。

嫌味に聞こえなくもないし単にからかっているだけのようにも見える。おそらく千雪と美琴同士の会話がタメ口になっているのでそれなりに仲良くなってからということを考えると悪意なくからかっているだけなんだとは思う。

ただこの現実にもある「あれって嫌味なのか冗談なのかわからないな……」という絶妙なラインをあえて入れてくるのはシャニマスならではだと感じる。エンタメメインの作品だとあまりやらないと思う。普通は文脈をある程度はっきりさせて描いてくるはずだ。意味深なセリフを入れる場合も物語的に後で回収されるように構築されていることが多い。

しかしシャニマスは普通にそういう意味深さを入れてくる。それが独特の味となって個人的には好きだ。一般受けはしなさそうではあるしわかりづらいけどこのわかりづらさが良い。現実にそういう曖昧さは絶対あるのでそれを描写することでよりシャニマスの実在感が高まっている気がする。

シャニマスの良さはこの実在感の高さだと思う。ここに良さを見出す人は少ないと思うのでシャニマス自体も人気にはなりづらいと思うけど個人的にはとても好きである。

あとアルストロメリアの新しいコミュが実装された模様。まだ読めていないので明日か明後日あたりに読もうかと思っている。